★10年かけてつくった信頼関係
いま、団地などで高齢者の1人暮らしが増えたり、「老老介護」をしている方が増えています。また、身寄りの家族もいないなかで、亡くなってしまう方もいます。
こうした状況の中で、近所同士で声を掛け合い、困ったときに支えあうネットワーク作りをどう住民同士でつくっていくかが大事になっています。地域では、共産党員の方が、積極的にその役割を担っている方がいます。
今週の月曜日に、府中市で一緒に行動をしていただいた方も、そうした方の1人です。ある党員の方が、対話している家族のこともよく知っていて、「おばあちゃん最近どうしてる?」「おじいちゃん元気そうにこの間歩いていたね」など声をかけていきます。そうすると聞かれた方も「おかげさまで元気になりました」などと気さくな会話が交わされます。
私から「家族のことなどよく知っているんですね。でも近所同士だからといっても、なかなか自分の家族のことを話したがらない人もいると思いますが…」とたずねてみました。するとこの方は「高齢者が高齢者を介護していたり大変な家庭が多い。電気代がもったいないから家のインターフォンの電源まで切っている人もいる。こうした人たちの困っていることに親身に相談にのってきた。鳩がたまり場にして糞が大変だとなれば、役所に連絡して解決させたりしてきた。こうした関係を作るのに10年かかってる」と。
本当にすごいなと思いました。地域の住民のために、こうして10年もの努力を積み重ねていること。これはやろうと思っても簡単にできることではありません。こうした方と一緒に行動でき、経験を学べたことは私にとってもかけがえの無い財産を得た気分です。
いま本来本人の責任ではないものまで「自己責任論」がまかり通り、「自分だけが儲けられればいいんだ」という風潮が、根強く影響力をもっているなかで、地域の人間関係がバラバラにされ、これまで支えあって解決できたものまで解決できずに人々を苦しめるような状況が生まれています。こうした状況のなかで、一歩一歩信頼し合える人間関係を構築していくのは、簡単なことではありません。
しかし、こうした努力が、必ず住民同士の信頼関係を強め、生きづらい世の中を地域から変える力になるのだと思います。私もこの方を見習って、住民同士が支えあうネットワークづくりを、さらにがんばりたいです。
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